フィリッツ・フォン・マイヤー。1192年のプロセイン帝国(神聖ローマ帝国)、近衛団長を務める騎士。
「II」より登場する、最後の主人公。
皇帝フリードリヒの命により、流行病の元凶・治療法を求めてホルテンやハインツを仲間に帝国内を巡るのだが…。
婚約者フローラとの悲しき最期、フリードリヒとバインのによる無謀な十字軍派遣により共に戦ったホルテンやハインツの戦死等を経て人間不信に陥り、サラセン帝国(イスラム帝国のアイユーブ朝。サラディンの治める国)からシオンの街への抜け道を守る「死神」として独りで居たところをエルグ達に出会い、心を開いて仲間となる。
途中、パリに寄る場面があり、マイヤーはハインツの死を父親に告げるのだが、この父親こそがヴァンダルク、後のラハンの姿であった。
最期に登場するため、主人公の中では影が薄い。前衛タイプだが騎士=槍使いという感じでもいい。専用防具「くろきしのよろい」からして黒騎士なイメージでいいのかな?