「I」での主人公の本当の名前。正確には主人公の身体であるリナに入っていた精神。
天界と冥界の王の血を引く天冥狭間の者で、その本当の力は天帝やアシュラに並ぶとも超すともされる。
彼女が産まれたのは先の戦いでティタノガーディアンが敗北し、宿命という名の封印をされたときである。
BC2000年頃、アトランティス大陸に蔓延った冥界の者を粛正するために洪水を起こして大陸自体を水没させた。
その業故に悩み、自ら記憶を封印するに至るが、そこをアシュラに付け入られ、次元の穴に追放され掛かるが、パラス(ノア)によって助けられ、ダッパによりリナの身体の中にその精神だけを入れて氷河期のドラグラードに転移させられた。
対ダッパ戦後に入手した「ケルビムのひつぎ」の中にシオンの本来の身体があると思われる。企画書では氷河期(10万年前)ではケルビム、BC550ではアストライアである記述がある。
ケルビムはキリスト系の上級第二位の天使で智天使。しかしケルビムはケルブの複数形だったり、本来の姿はスフィンクスに似ている事からエジプト神話との関連も否めない。
アストライアはゼウス(天帝)、テミス(アイラ)の娘で、アトラス(エゼン)、プロメテウス(ナーガ)とは異父兄妹になる。
殆ど記憶喪失状態で、リナの身体の中の記憶喪失な精神体として旅をする。
最終戦でリナの身体を滅し、「ケルビムのひつぎ」の中の本来の身体に入りシオンとしてゲーム内で最初で最後の戦いを演じる。
最後の戦いの後、それと知らずに解放してしまった四方聖獣の封印(獣王の封印)から出てくる冥界の住人達によって荒らされる地上界を浄化する為に、2度目の洪水を起こす事になる。
さらにその後に天帝に報告し、地上界を見守るために地上に戻る。また行方が解らなくなったルース、エゼン、ヤシャを探すために、ダッパが転移させたサムスとカブのペアと共に旅をする事になった。
その後は天界から冥界への道を使って冥王に会い、四方聖獣の魂を取り戻そうとするが失敗。ピンチに。
その時デュースの助けもあってタルタロスの奥に閉じ込められるに留まった。
そこで天冥狭間の者という同じ境遇を持つデュースと意気投合し結ばれ、娘のイリアが生まれた。
イリアが天冥狭間の者の子供である為に、冥王に狙われるだろうと判断した2人は、昔ナーガが入っていて、ナーガと交信する際に使っていたペンダントを託し、地上界のカルマンに彼女を預けた。